CentOS7に構築したWebサーバーにphpMyAdminとphpPgAdminをインストールする

前回まででVirtualBox+CentOS7への開発用Webサーバー構築の基本的な部分は完了しました。

さらにより使いやすくするためのソフトウェアをインストールしていきます。

今回はphpMyAdminとphpPgAdminです。

1)phpMyAdminインストール

まずphpMyAdmin公式サイトから最新版をダウンロードします。出来たらZIPファイルを解凍して任意の場所に設置します。

phpMyAdmin公式サイト

phpMyAdmin公式サイト

この状態では多くの場合エラーになります。私は「mysqliがない」というようなエラーが発生しました。

phpMyAdminのエラー

phpMyAdminのエラー

なので、yumでphp-mysqliを追加し、Apacheを再起動します。

sudo yum -y install --enablerepo=remi,remi-php56 php-mysqli
sudo systemctl restart httpd

これでエラーは発生せず、ログインはできるようになりました。ただ、ログインした画面ではエラーが発生します。「設定ファイルに、暗号化 (blowfish_secret) 用の非公開パスフレーズの設定を必要とするようになりました。」というものです。

これを回避するために設定ファイルを作成します。phpMyAdminの「config.sample.inc.php」をコピーして「config.inc.php」に名称変更し、「$cfg[‘blowfish_secret’]」の部分に適当な文字列を入力します。ここは32文字以上で設定します。

$cfg['blowfish_secret'] = 'aiueokakikukeko1234567890_+-*/=;';

これでphpMyAdminが使えるようになりました。

2)phpPgAdminインストール

phpPgAdminのインストールはphpMyAdminと似ています。

まずphpMyAdminと同様に公式サイトから最新版をダウンロードし解凍して設置します。

phpPgAdmin公式サイト

phpPgAdmin公式サイト

yumでphp-pgsqlを追加し、Apacheを再起動します。

sudo yum -y install --enablerepo=remi,remi-php56 php-pgsql
sudo systemctl restart httpd

これでphpPgAdminのトップページは表示することができます。が、まだログインはできません。

「/var/lib/pgsql/data/pg_hba.conf」の「local」行の末尾を「password」に変更します。これで事前にPostgreSQLに作成したユーザー&パスワードでログインすることができるようになります。もしパスワード入力が必要ない場合は「trust」にします。

phpPgAdminにユーザー名とパスワードでログインできるようにする

phpPgAdminにユーザー名とパスワードでログインできるようにする

そしてPostgreSQLを再起動します。

sudo systemctl restart postgresql

これで完了です。

ただ、この状態では「root」や「postgres」といったユーザー名ではログインできません。これを可能にしたい場合は設置したphpPgAdminフォルダのconfフォルダ内にある「config.inc.php」の「$conf[‘extra_login_security’]」をfalseに変更します。

$conf['extra_login_security'] = false;

次回はGitやNode.jsなど

今回のソフトウェアインストールでDBがかなり使いやすくなりました。

ターミナルから操作しても良いのですが、phpMyAdminやphpPgAdminがあるとDBの状態が判りやすくなるので、最近では必須ですよね。

次回はGitやNode.jsなどのWebアプリ開発に必要なソフトウェアインストールについて書きます。

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